秋の体(まとめ)
季節の体
- 2009.8.24
秋口は、昼夜の寒暖の差が大きくなるため、外気温の寒暖の差に体温調節機能がまだ追いつかない季節です。
体温調節機能は“汗”です。
日頃から汗をよくかき、体がゆるんでいる人はスムーズに秋の体に切り替わっていきますが、強張った体は様々な症状を出してきます。
☆ 秋口の寝冷え
秋口は、昼間は暑く朝方はよく冷えます。寝るときはまだ温かいため、薄い掛け布団を利用することが多いのですが、朝方は冷えるため、朝早く起きる人には余り影響ありませんが、寝坊する人で、寝相の悪い人は寝冷えを起こします。
だるい・眠い・体が重い・風邪・神経痛・ゼンソク・リュウマチなどの症状が現れます。
☆ 食欲の秋
秋は朝晩の冷え込みにより、体は毛穴を閉じて寒さ対策の準備に入ります。
しかし、昼間はまだ暑く、汗をかきますが毛穴が閉じているので、うまく汗を外に出すことができず、汗は内攻して胃に入り、胃酸過多になります。
このために食欲が旺盛になってきます。このことが食欲の秋といわれる所以です。
体の硬直している人は、慢性化してしまうことがあります。
食欲があるからといって、むやみに食べ過ぎないことが大切です。
☆ 首の異常
汗がかきにくくなるため、腎臓や泌尿器系に負担がかかります。
腎臓と首は関係するため、咽喉や肩・首に症状が出てきます。
寝違いを起こす方が増えてきます。
また、体の硬直している方は、脳卒中など脳の症状に気をつけなければなりません。
☆ 転ぶ人が多くなる
腎臓に負担がかかってくると膝が下がります。そのために足首が硬直してきて自由に動かすことが難しくなってきます。
特に親指側が硬直してきて転ぶ人が増えてきます。
☆ 対策
運動やお風呂を活用し、汗をよく出して体を緩めて流れの良い体を作ることが大切になります。
特に秋口に多い、寝冷えの症状には、朝の足湯がお勧めです。
「森の四重奏」何を告げているのか
“体の裡”感ずるままに
- 2009.8.18
森の中に、足を一歩踏み入れると夏の風物詩であるセミの鳴き声一色となる。
入り口あたりでは、アブラゼミがジー・ジー・ジーといかにも夏らしく、中ほどでは、ミンミンゼミが大きな声で存在感を示している。
そしてちょっと遠くで、ツクツクホウシがリズミカルに、もうちょっと遠くでヒグラシが、哀愁を帯びた音色を奏でている。
いつもなら、セミにも主役を務める順番があったはずなのに、今はみんな一緒に、ちょっと住み分けて、存在を示している。
あたかも、森の四重奏を奏でているようである。
しかし、森の演奏会を楽しむような気分にはなれない。
このことは、夏の真っ盛りの8月の初めに気付いたことであった。
しかも、早朝五時ごろからヒグラシが鳴いている。
異常気象は、森の生態系のこんなところにも影響を及ぼしている。
経過を見ていると、一週間前はミンミンゼミが存在感を示していたが、今日(18日)は、オーケストラの真ん中にヒグラシの一団が占めており主役を勤めていた。
地球上の生態系に異常が起こっていると言われて久しい。
人体にもその影響を免れることはできない。
何か新しい病気などが蔓延する可能性が高い。
人の体の働きを見つめる目を、“もっと繊細にもっと厳しく、ちょっとした変化をも見逃してはいかぬ”と、教えられているようだ。
“うぐいす”は、今
“体の裡”感ずるままに
- 2009.8.10
朝の散歩は、暑さ寒さを感じるだけでなく、木々の変化や鳥たちの鳴き声、草花の移り変りが季節の変化を知らせてくれる。
春を告げた“うぐいす”は、いつまでこの美しい鳴き声を告げてくれるのだろうかと、いつも注意深く耳を済ませていた。
森に近づくと遠くから聞こえてくる。
春の始めには、“ホーホケキョ”と鳴けなく“ケキョケキョ”と鳴いていた“赤ちゃんうぐいす”がいた。
きっと、“あの時のうぐいすに違いない”などと想像してしまう。
梅雨をすぎて、盛夏となった。夏らしい暑さは少ないが、森には“せみの声”一色となった。
ふっと、森の小道を抜け出してみると、まだ私はここにいますと、ホーホケキョと告げてくる。
私は“セミ”が大好きである
“体の裡”感ずるままに
- 2009.8.10
台風9号が近づいてきて、関東地方も大雨になってきました。
台風の季節到来となり、夏らしい夏が少なかった今年の夏、セミは、一生を燃焼できたのであろうか?
実は私は、セミが大好きなのです。
長年に渡って土の中で幼虫生活を過ごし、土の中から飛び出して、2週間で一生を終えるといわれているセミの一生。
2週間の間に、子孫を残し、生まれてきた一生を謳歌する、凝縮された2週間をどう想像できようか。
寸暇を惜しんで精一杯鳴いて、存在を示しているセミ。
そして、終わる時は“羽をたたんで”何事もなかったように終わっていく。
私は、精一杯に一生を生ききって、その羽をたたんで、身づくろいをして、静かに最後を迎えた、その姿が美しく、愛らしく、敬意を賞せずにはいられない。
燃え尽きて、道路上に横たえているセミを、思わず拾い上げてみると、まだ温かい。
手の平で、バタバタと跳ねるセミ、このぬくもりと、身づくろいしたセミに声をかけずにはいられない。
“また、会おうね”と。
そして、木のそばに静かにおいてしまう。
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