秋の体 “その3 秋を元気に過ごすには”
季節の体
- 2008.10.24
この時期の不調の根本的な原因は、夏の暑い時期に汗をかかない、かけない生活習慣を繰り返したきた結果、体がこわばってきて、腎臓系統や呼吸器系統に負担がかかり、秋の体に上手く切り替えができなかったためなのです。
1)食欲の秋といわれる現象
2)秋の首冷え
3)転ぶ人が目立って増える
4)尿が出にくい、頻尿、体や足がむくむ、皮膚がカサカサする、かゆいなど
☆ 秋を元気に過ごすには
★ 食欲があるからといって、むやみに食べ過ぎない。運動することや、入浴を活用して(温浴法参照)汗をかく生活習慣を心掛けることが大切になります。
★ 腎臓系統、呼吸器系統の働きが落ちているための現象からきていますので、汗に関係する胸椎5番、腎臓系統に関係する胸椎10番、腰椎5番、呼吸器系統に関係する胸椎3番、4番、腰椎4番などの働きを高めることが大切になります。
そのためには、整体体操・部分浴・蒸しタオルなどを活用することをお勧めしております。
特にこの時期には、足湯や不快感のある処へ直接当てる蒸しタオルをお勧めしております。
(注)頭痛や首から頭部にかけての痛みや不快感にについてはご相談下さい。
★ 根本的には、夏の暑い時期にたくさん汗を出して緩んだ、弾力のある体づくりをすることが最も大切なことになります。
最近では、春の花粉症のような症状の方がたくさん見受けられます。
一般的には、ブタクサ、ヨモギなどの花粉が原因で起きるといわれていますが、整体法では体の働きとして捉えています。
最近の夏は、体温を超えるような猛暑が続くため、体を硬くして身を護ろうとしてきます。こわばった体では生活しにくいため、体を緩めようとしてクシャミ、セキ、鼻水、涙などを出してくる体の働きなのです。
花粉症については春の体のときに詳しく述べたいと考えています。
秋の体 “その2 秋の特徴的な症状”
季節の体
- 2008.10.18
☆ 秋の首冷え
気温が急に下がり出しますとその影響は、咽喉・首に出てきます。首が冷えて、首から上の症状が多くなってきます。特に神経過敏な人や頭の疲れが抜けない人は影響を受けやすく、脳の血行障害に注意しなければなりません。
★ 首の左側の異常【頭に血がいかない傾向の異常】
頭がフラフラする、平衡感覚の乱れ、脳軟化症、惚けるなどの症状が現れやすくなってきます。
★ 首の右側の異常【頭の血が下がりにくい傾向の異常】
血圧が高くなる、頭痛、ほてり、眼底出血、網膜剥離、脳溢血などの症状が現れやすくなってきます。
☆ 転ぶ人が目立って増える
夏が過ぎると汗が出にくくなってくるため、体の硬直している人は疲労が重なってくると腎臓に負担がかかってきて膝に現れてきます。膝の異常とともに内くるぶしが下がり、足の親指側が硬直してきます。
さらに足首が硬直してきて、動きが悪くなり転ぶ人が増えてくるのです。
☆ その他の特徴
左太ももが張ってきて、尿が出にくくなったり、体の水分不足や吸収がにぶくなると皮膚がカサカサしたり、あちこちがかゆい、足や体のむくみなどが現れてきます。
次回に続く
秋の体 “そのⅠ 食欲の秋とは”
季節の体
- 2008.10.17
秋になると汗をかかなくなるため、腎臓と泌尿器系の負担が増えてきます。
夏にいっぱい汗をかいた体なら大丈夫なのですが、汗をかかない生活をしてきた人は、体が硬直していて呼吸器にも負担がかかってきます。
一般的には、血圧があがる、排尿異常、ゼンソク、神経痛、アトピーなどの症状が現れやすくなってきます。
☆ 食欲の秋とは
秋は夏に比べて一日の気温差が大きく、朝晩は冷え込むようになります。そのため今まで開いていた汗腺は閉じて寒さから体を護ろうとしてきます。
しかし、昼間はまだ暑いため、毛穴を開き汗をかかなければなりませんが、硬直した体では毛穴が閉じてしまうとすぐには開かず汗をうまく外に排出することができなくなります。
そのため、汗が内攻し胃に入って胃酸過多や胃拡張がおこります。
“その結果食欲が旺盛になってくるのです。むやみに食べたくなってくるのは、腎臓が疲労している証拠でもあり、決して喜ばしいことではありません。”
またこの時期に食欲のあるのは、冬の寒さに向かうために皮下脂肪を蓄えるための本能的な臓器の要求によるものでもあります。
要求に任せてどんどん食べていると、体のあちこちが硬直し、さらに様々な体の不調を招くことになります。
“胃けいれん、ゼンソク、ぎっくり腰、寝違いなどを起こすことがあります。”
次回に続く
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